「パパ検」仕掛け人 ファザーリング・ジャパン 安藤哲也さんインタビュー 1/12

記念すべき第1回のゲストとして、話題のファザーリング、そして、パパ力検定の仕掛け人、安藤哲也さんをお招きしました。

安藤さんとは、同じ小学校の学区に住んでいたり(安藤さんは現在PTA会長さんをなさってます)、子供が同じ保育園に通っていたりというご縁もあって、緩やかな交流をさせていただいています。
人生の、そして子育ての先輩として沢山の刺激を与えてくださる安藤さん。
今回は、そのしなやかな存在感とパワフルな行動力の秘密に、私なりに迫ってみたい思います。

豊富な経験とオリジナルな発想、そして、ロジカルな思考。
そのすべてが込められた魅力的なお話を削るのがもったいなくて、大事に大事にまとめたら、全12回と長~い連載と相成りました。魅力的かつ刺激的な話題が盛りだくさんですので、みなさん、どうぞ最後までおつきあいくださいね。

01_ando_san.jpg■安藤哲也さんプロフィール■
1962年東京都生まれ。2男1女の父親。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、06年11月、父親の育児 支援を行うNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立、翌年、絵本ナビ非常勤取締役に。企業、一般向けの父親セミナーや、「子育てパパ力検定」のPR、絵本の読み聞かせ&ライブ活動「パパ's絵本プロジェクト」などで日本を飛び回る。著書に『本屋はサイコー!』(新潮OH!文庫)、『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK生活人新書)がある。
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■第1回■
凡庸なことをしていては届かない。
常にエッジの効いたことを仕掛けていく。


――安藤さんは昨年4月にNPO法人Fathering Japan(以下、FJ)を立ち上げられて、新聞や雑誌等でも話題になっています『パパ力検定』をはじめ、精力的にご活躍ですが、現在そちらの活動はいかがですか?

今は『パパ検』の直前(インタビュー時)ですが、本試験の問題も作成したし、もう今は僕らの手を離れてます。運営実務は、日販という会社にアウトソーシングしていているから、受験票も送ってくれるし、採点もしてくれる。試験当日も僕は地方で講演なのでお任せしてるんです。

――問題集を拝見しましたが、楽しくて笑ってしまいました。あの問題、意外とママの点数が低かったりしそうですよね(笑)。

そうです、楽しんで学んでほしいですね。点数が低くても、それで悩まないでほしい(笑)。そういう試験じゃないから。
ママたちにお願いしたいのは、もし旦那が本屋で公式テキストを見つけて買って帰って自分で申し込んだとしたら、それだけで褒めてあげてほしいってことなんです。子育てに対しての意識が、十分あるってことだから。

でも一方、古い性別役割分業の中でしか、育児というものを考えていない人たちが、実際、圧倒的に多いわけで、その人たちにどうファザーリング(父親であることを楽しもう!)のメッセージを届けて意識付けをするかという観点で、あえて「検定」というスタイルにしたんです。
僕 は、日本の父親全体でも1割くらいの人たちは、すでにファザーリングしてると思うんですよ。実際FJの会員のパパたちは、仕事も子育ても楽しんでいて、彼らを見てて「あ、やっぱりいるじゃん」って思った。ただまだそれが「情報化」、「可視化」されてないだけの話なんだよね。

――まだまだ光が当たっていないというか......。

父親のモデルも実は多様なんだけど、なにか刷りこまれた情報に縛られている気がする。みんなそれぞれ自分らしい父親モデルを模索して実践すればいいんじゃないのって思いますね。

――パパ検以外にも、新規事業が目白押しのようですが......。

ハイ。いろいろあるけど、そのひとつが音楽配信。NPOで日本初(たぶん?)のレーベルを立ち上げようと思ってるんです。西村直人っていう僕らの仲間でプロのミュージシャンがいて、3人の子のパパなんだけど、子育てをしながら曲を作っていて、それがとってもいいんですよ。それを今年の5月からiTuneで配信したいと思っています。
銀座のアップルストアとかで、父の日にインストアライブできたらいいなと思ってるんですよ。

――父の日にインストアライブ! 完璧ですね。

これまで僕はずっとマーケティングの仕事をしてたから、何か新規事業を立ち上げる時でも、どうやったらメディアが取材に来てくれるかをどうしても考えちゃうんですよね。

――まずメディアに火をつけるということですか。

メディアが来てくれるような打ち上げ花火を上げるってことだよね。
そういう意味では今回のパパ検は、60メディアぐらいに取り上げられたし、十分成功したかな。
さっき言った意識化されてない9割の父親たちに、ファザーリングスピリットを届けようと思ったら、凡庸な企画では届きません。常に「日本初」とかエッジの効いたことを仕掛けていかないとダメだと思ってます。それが、ソーシャル・マーケティングのツボですね。


>>第2回インタビュー(2/12)を読む


■安藤哲也さんプロフィール■
1962年東京都生まれ。2男1女の父親。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、06年11月、父親の育児 支援を行うNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立、翌年、絵本ナビ非常勤取締役に。企業、一般向けの父親セミナーや、「子育てパパ力検定」のPR、絵本の読み聞かせ&ライブ活動「パパ's絵本プロジェクト」などで日本を飛び回る。著書に『本屋はサイコー!』(新潮OH!文庫)、『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK生活人新書)がある。
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■安藤哲也さんの本■

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パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方安藤哲也著(NHK出版生活人新書)
本屋はサイコー! 安藤哲也著(新潮OH!文庫)

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