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■第7回■
僕はイチイチめげないんですよ。
「ああ、そう来たか」って感じで(笑)。
――動いてく中で、いろんな問題が起こると思うんですが、これまでぶつかった問題の中で、参ってしまったことはないんですか?
うーん、あったけど、いやなことはすぐ忘れちゃうタイプなので(笑)。
でもさ、問題ってマイナスばかりじゃないよね? 僕は子どもにもよく言うけど、「起きたことをどう受け止めるか?そっちの方が大切だ」と。人の本質ってそこに出るんだよね。
ただ「失敗した」とか、「問題を起こしてしまった。申し訳ありません」という受け止め方じゃダメで、そこから学んで問題を起こした構造を見極めることが大切なんだよね。
構造的な問題っていうのは根が深いよ。歴史やしがらみもあるから。結局、人の意識の問題だからね。政治や企業の世界もそうだけど、PTAなんてその典型じゃないかな。
――それを変えるのは大変なことですよね。
そう。変えるのはものすごく難しい。
でも、だからと言ってやらないという選択肢は僕にはない(笑)。
――何か方法論はあるんですか?
正面切って説得しても言葉だけでは人は動かないから、お祭りを仕掛けてみんなが楽しむ姿を見せつけることにしたんですよ。そうやって、人を楽しい気持ちにさせて意識を喚起し、組織を活性化していこうと。
そうやって実際変わった人が、数人はいるんです。100人は一度には変わらないから、時間はかかるけど、このやり方でやっていくしかないかな。
――地道に積み重ねていくしかない、と。
地道だけど、祭りは派手にね。それでもいろんな摩擦が起きるけど、僕はイチイチめげないんですよ。「ああ、そう来たか」って感じで(笑)。
それも才能のひとつだと思うんだな。今の時代、みんな、評価を気にしすぎるでしょう。こんなことをしたらこう思われるんじゃないか、こういうレッテルを貼られるんじゃないかと思って、最大公約数的なことしか言わないし、やらない。それじゃ、つらないよね。
――「ああ、そう来たか」と捉えると、楽しめそうな気がしますね(笑)。
マリナーズのイチローみたいなものでね。この球を打とうと待っていても、ピッチャーも考えてくるからなかなか思い通りにはならない。でも、どんな球でもヒットにできる技術があるから、失敗してもバッティングそのものを楽しめちゃう。
対人関係も基本的には同じで、相手が考え抜いて投げてきた球を、どう打ち返してやろうか、僕はそればかり考えてる。それが互いの関係を成長させる心地よい野球になればいいと思うんだよね。
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■安藤哲也さんプロフィール■
1962年東京都生まれ。2男1女の父親。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、06年11月、父親の育児 支援を行うNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立、翌年、絵本ナビ非常勤取締役に。企業、一般向けの父親セミナーや、「子育てパパ力検定」のPR、絵本の読み聞かせ&ライブ活動「パパ's絵本プロジェクト」などで日本を飛び回る。著書に『本屋はサイコー!
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■安藤哲也さんの本■
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