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■第10回■
――順調にお仕事を発展されていかれる中で、苦労されていることありますか?
パッと思い浮かんだのは、部下を育てるってことですね。それが今、僕がもっとも葛藤を感じているテーマです。
映像って、チームで作るものだから、スタッフを雇って一緒にやっていこうとしているわけなんですが、彼らもまだまだ発展途上だから、指導しなきゃならないことがかなり多くて。
――部下は成長できるけど、こっちにとってはブレーキになっちゃうんだ。
そうなんです。確かに部下はものすごく成長してると思います(笑)。
それはそれで、人を育てる勉強にもなるし、いい面もあるとは思うんですが、一方では、自分自身もなんとかしなきゃいけない時に、僕自身指導する余裕が持てないこともあって。
――それに対しては何か対策は立てていらっしゃるんですか?
まずは僕自身が、クリエイターが会社を経営するというのはどういうことかを学ぼうと、「クリエイティブ社長キャラバン」というプロジェクトを立ち上げたんで す。「クリエイティブな企業を経営する社長からビジネスとアートを学ぶ」というテーマで、クリエイティブとビジネスを両方こなしている社長に話を伺うとい うものなんですが、その中で、ビジネスとクリエイティブを両立する上での悩みと、その葛藤を抱えつつも成果を出されている先輩のノウハウを学んでいったん です。これは、ものすごくいい勉強になっています。
――お話を聞かせて欲しいというと、結構みなさん応じてくださるものなんですか。
ええ。ほとんどの方が快く応じてくださいます。お話を伺っていく中でわかったんですけど、基本的に社長って、結構同じような悩みを抱えているものなんで す。だから、学べる点も非常に多い。彼らから聞いた話は、僕らだけのものにしておくにはもったいないので、ブログで連載を始めたところです。
――その他に、部下を育てるという意味では、何か意識してしていらっしゃることはあるんですか?
ひとりで抱えないのが結構大事ですね。僕らの場合、僕ひとりじゃなくて、副社長でプロデューサーの牛山とふたりでスタッフを育てようと思っているんです。
――インディゴフィルムズさんの名刺がまた独特で楽しいですよね。TOMOさんが「父」、プロデューサーの牛山さんが「母」、若手のスタッフの方は「長男」「次男」と、まるで役職みたいにお名前の前に書いてある。とても楽しくてユニークです。
実は、名刺にまで入れるかどうか、結構悩みました。でも、結果的には入れて正解だったんじゃないかと思います。組織の中での精神的な役割分担を明言するというのは、大切なことだと思いますから。それに、何より面白いですしね(笑)。
――どういうところからああしたネーミングを採用しようと思われたんですか?
ひとつには、家族と会社の、組織としての相似性に着目した、というのがあります。会社もひとつのコミュニティーであり、家族がいわばその最小単位、つま り、原型ですよね。家族に会社を沿わせることで、自分のポジションが明確になり、よりスムーズなコミュニケーションが生まれるベースができるのではないか と考えたんです。
そして、もうひとつには、男性性と女性性のバランスです。牛山が加わり、女性性が加わったことで、会社の中のバランスが非常によくなったんですが、古い家父長制にのっとったものではなく、ひとつのコミュニティーの中での役割分担としても、会社を家族に準えてみたわけです。
――面白い試みですよね。
ええ。それに、効果もかなり高いですよ。このシステムを導入してから、スタッフ間のコミュニケーションがより有機的かつスムーズになりましたし、仕事もやりやすくなりました。これはホント、みなさんにおすすめしたいもののひとつです。
それに、何と言っても、母の力は偉大なんです(笑)。牛山がいない時からスタッフとはうまくはやっていましたが、今の方が、スタッフともよりよい関係に なってると思うし、仕事も大分やりやすくなりました。スタッフにしてみれば、僕には言えないことを彼女には言えるという面もあって、時々彼女に弱音を吐い たりしてるみたいですよ(笑)。
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■TOMO(合田智一)さんプロフィール■
1973年東京出身。中央大学法律学部法律学科卒。6年間のサラリーマン生活の後、29歳で渡加。バンクーバー・フィルム・スクールにて映画製作を学ぶ。
短 編第一作『Before, After』(2003年)はフジテレビ「ショートショート制作部」にて最優秀撮影賞を受賞など、国内外の映画祭に多数入選。短編第2作『for the beauty of falling petals』(2004年)はバンクーバー、トロント、ウィスラー等の映画祭にて入選。2006年に帰国、フリーランスの映像クリエイターとして活動を 開始。2007年、株式会社インディゴ・フィルムズを設立。初監督作品、SF時代劇アクション、『The Tears of the Rabbit』が2008年公開予定。
>>詳しいプロフィールはこちら
>>biglobeのHPで、インディゴ・フィルムズ制作・TOMOさんがディレクターを務めていらっしゃる、「はたらくげんき」がご覧になれます。(*視聴できるのは最新版のみ。TOMOさんは、全12本中4本担当されています)。詳しくはこちら
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まずは僕自身が、クリエイターが会社を経営するというのはどういうことかを学ぼうと、「クリエイティブ社長キャラバン」というプロジェクトを立ち上げたんで す。「クリエイティブな企業を経営する社長からビジネスとアートを学ぶ」というテーマで、クリエイティブとビジネスを両方こなしている社長に話を伺うとい うものなんですが、その中で、ビジネスとクリエイティブを両立する上での悩みと、その葛藤を抱えつつも成果を出されている先輩のノウハウを学んでいったん です。これは、ものすごくいい勉強になっています。
――お話を聞かせて欲しいというと、結構みなさん応じてくださるものなんですか。
ええ。ほとんどの方が快く応じてくださいます。お話を伺っていく中でわかったんですけど、基本的に社長って、結構同じような悩みを抱えているものなんで す。だから、学べる点も非常に多い。彼らから聞いた話は、僕らだけのものにしておくにはもったいないので、ブログで連載を始めたところです。
――その他に、部下を育てるという意味では、何か意識してしていらっしゃることはあるんですか?
ひとりで抱えないのが結構大事ですね。僕らの場合、僕ひとりじゃなくて、副社長でプロデューサーの牛山とふたりでスタッフを育てようと思っているんです。
――インディゴフィルムズさんの名刺がまた独特で楽しいですよね。TOMOさんが「父」、プロデューサーの牛山さんが「母」、若手のスタッフの方は「長男」「次男」と、まるで役職みたいにお名前の前に書いてある。とても楽しくてユニークです。
実は、名刺にまで入れるかどうか、結構悩みました。でも、結果的には入れて正解だったんじゃないかと思います。組織の中での精神的な役割分担を明言するというのは、大切なことだと思いますから。それに、何より面白いですしね(笑)。
――どういうところからああしたネーミングを採用しようと思われたんですか?
ひとつには、家族と会社の、組織としての相似性に着目した、というのがあります。会社もひとつのコミュニティーであり、家族がいわばその最小単位、つま り、原型ですよね。家族に会社を沿わせることで、自分のポジションが明確になり、よりスムーズなコミュニケーションが生まれるベースができるのではないか と考えたんです。
そして、もうひとつには、男性性と女性性のバランスです。牛山が加わり、女性性が加わったことで、会社の中のバランスが非常によくなったんですが、古い家父長制にのっとったものではなく、ひとつのコミュニティーの中での役割分担としても、会社を家族に準えてみたわけです。
――面白い試みですよね。
ええ。それに、効果もかなり高いですよ。このシステムを導入してから、スタッフ間のコミュニケーションがより有機的かつスムーズになりましたし、仕事もやりやすくなりました。これはホント、みなさんにおすすめしたいもののひとつです。
それに、何と言っても、母の力は偉大なんです(笑)。牛山がいない時からスタッフとはうまくはやっていましたが、今の方が、スタッフともよりよい関係に なってると思うし、仕事も大分やりやすくなりました。スタッフにしてみれば、僕には言えないことを彼女には言えるという面もあって、時々彼女に弱音を吐い たりしてるみたいですよ(笑)。
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■TOMO(合田智一)さんプロフィール■
1973年東京出身。中央大学法律学部法律学科卒。6年間のサラリーマン生活の後、29歳で渡加。バンクーバー・フィルム・スクールにて映画製作を学ぶ。
短 編第一作『Before, After』(2003年)はフジテレビ「ショートショート制作部」にて最優秀撮影賞を受賞など、国内外の映画祭に多数入選。短編第2作『for the beauty of falling petals』(2004年)はバンクーバー、トロント、ウィスラー等の映画祭にて入選。2006年に帰国、フリーランスの映像クリエイターとして活動を 開始。2007年、株式会社インディゴ・フィルムズを設立。初監督作品、SF時代劇アクション、『The Tears of the Rabbit』が2008年公開予定。
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>>biglobeのHPで、インディゴ・フィルムズ制作・TOMOさんがディレクターを務めていらっしゃる、「はたらくげんき」がご覧になれます。(*視聴できるのは最新版のみ。TOMOさんは、全12本中4本担当されています)。詳しくはこちら
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