インディゴ・フィルムズ フィルムメーカーTOMOさんインタビュー 2/12

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■第2回■

――そもそも、TOMOさんが映画監督を志された切っ掛けはなんだったんですか?

両親の影響もあって、子供の頃から映画は好きでよく観ていたんですが、映画監督になりたいと明確に思ったのは、浪人していた19歳の時、『7月4日に生まれて』(オリヴァー・ストーン監督・89年)を観たことが切っ掛けなんです。

あの作品の撮影のために、主演のトム・クルーズは、1年間車椅子で過ごしたんですよ。

――1年間もですか!

そうなんです。1年間車椅子で過ごすって、口で言うのは簡単だけど、実際大変なことじゃないですか。それでもやっちゃうトム・クルーズはすごいと思ったし、そこまでさせる映画って何なんだろうって思ったんです。

――それで、大学から映画の道へ進まれたんですか?

それが、法学部に行っちゃったんです(笑)。

――あらま(笑)。

現実をとっちゃったんですよね。でも、やっぱり映画監督になりたかったので、4年間、勉強もせず映画を観たり分析したりばかりしていました。でも、就職活動になってハタと困ってしまったんです。「あれ、映画監督ってどうやってなるんだ?」って(笑)。

――確かに、就活の窓口に行っても「映画監督志望者採用」みたいな情報はないですもんね(笑)。

そうなんですよ(笑)。それで、漠然と、映画会社に入って、2、30年経てば映画監督になれるのかなとも思ったんですが、それもピンと来なくて、結局また 現実を取って、普通に就職しちゃったんです。コンピューターの会社だったんですが、サラリーマン時代は、自分の人生の中でも辛い時期でした。目標を見失っ た状態で、自分のことが好きになれない、自己嫌悪の状態で過ごしていたので。今思うと、まともに笑うことさえできないような、ちょっと鬱っぽい時期もあっ たんじゃないかな。

――そうだったんですか。その後再び映画監督を目指されるきっかけはあったんですか?

99年に、『ファイト・クラブ 』(デイヴィッド・フィンチャー監督・99年)という作品を観たんですね。その中に、ブラッド・ピットがエドワード・ノートン とコンビニの強盗に入って、店員をしている青年の財布を物色しながら、「お前の夢はなんだ」って聞くシーンがあるんです。青年は「獣医になりたかった」と 答える。するとブラッド・ピットは青年に銃を突きつけて、「お前の人生は無意味だ。もしお前が明日獣医になるために自分を変えるんだったら殺さない。それ をしないなら、生きている価値はないからお前をここで殺す」って言うんです。

――本質を突いた素晴らしいシーンですよね。

そのシーンが本当にショックで、僕、映画館でひとりで号泣しちゃったんですよ。ブラッドピットに、「映画監督になりたいと言っておきながら、お前何やってんだ、お前の人生無意味だよ」って銃を突きつけられている気がして。

それで、その日の夜に、やっぱり映画監督になろうと決意して、涙ながらに当時の彼女を説得して、約2年かけてお金を貯めて、2002年8月にバンクーバーの映画学校に留学したんです。


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■TOMO(合田智一)さんプロフィール■
1973年東京出身。中央大学法律学部法律学科卒。6年間のサラリーマン生活の後、29歳で渡加。バンクーバー・フィルム・スクールにて映画製作を学ぶ。
短 編第一作『Before, After』(2003年)はフジテレビ「ショートショート制作部」にて最優秀撮影賞を受賞など、国内外の映画祭に多数入選。短編第2作『for the beauty of falling petals』(2004年)はバンクーバー、トロント、ウィスラー等の映画祭にて入選。2006年に帰国、フリーランスの映像クリエイターとして活動を 開始。2007年、株式会社インディゴ・フィルムズを設立。初監督作品、SF時代劇アクション、『The Tears of the Rabbit』が2008年公開予定。
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>>biglobeのHPで、インディゴ・フィルムズ制作・TOMOさんがディレクターを務めていらっしゃる、「はたらくげんき」がご覧になれます。(*視聴できるのは最新版のみ。TOMOさんは、全12本中4本担当されています)。詳しくはこちら


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コメント(1)

またまた興味をそそられるところで、インタビューが切られてしまいました。早く次、読みたいです。

「ファイト・クラブ」見てないので、早速DISCASしなきゃ。
ブラピもノートンも好きです。ノートンでは、「アメリカン・ヒストリーX」が印象に残ってるなぁー。

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このブログでご紹介した本

パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方安藤哲也著(NHK出版生活人新書)
本屋はサイコー! 安藤哲也著(新潮OH!文庫)

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